マトリックス20周年と言う事で、
現在4DX版が公開されています。
当時は、超スタイリッシュな映像と究極のネット社会(と言うのか?)
を描いた斬新で画期的なストーリーが話題となり、大ヒットしました。
みんながキアヌ・リーブスがのけぞって弾丸を避ける、あのポーズを真似していたものです。
と言うのは言いすぎですが、それくらい強烈なインパクトを残す映像でした。
実は、同年(1999年)スターウォーズエピソード1も公開され話題をさらっていたのですが、
それをも上回る話題をさらったのが、マトリックスです。
公開初日に観に行って、それから毎週のように観に行くようになり、
4回も観に行ってしまいました。
そんなに観に行ったのは、スターウォーズエピソード6(1983年)以来ですw
それから20年、なんと4DXになって帰ってくると言うじゃないですか!
4DXは、前々から気になっていたものの料金が高いから(2300~2700円くらい)
見送っていました。
しかし今回は、1500円で4DX版が観れると言う事で、
さっそく近くの109シネマに出かけてきました。
これが4DXのシートです。

4列がひと塊りになって動きます。
一体どれくらい動くのか興味津津でしたが、
本編が始まる前のデモ映像に合わせて動いた時、
あっと驚く前後左右の動きと、風は吹くわ霧状の雨が降ってくるわで、
ちょっと興奮しました。
とにかく思った以上の機敏な動きです。
そして本編が始まると、銃撃に合わせて背中の方からバンバンと部分的に小突かれたり、
風が吹くシーンでは、どこからかビュービューと風が吹いてきたり、
雨のシーンでは、小雨になったりやや強く降りかかったりと、
場面に合わせて微妙な調整をしてくるところなど芸が細かいこと。
まぁ予想以上の臨場感が味わえて、楽しめました。
20年ぶりに映画館で観たマトリックスですが、
やっぱり面白い。
バーチャル空間の中で戦うから、重力などの物理法則が無視できるという設定にしたのが成功の要因の一つですね。
ヘリがビルにぶつかったときの波紋がやネオが覚醒してエージェントスミスを破壊した後の空間が膨らむ表現など秀逸です。
同時期、スターウォーズエピソード1が話題になっていたものの、
面白さでは、マトリックス圧勝じゃないでしょうか。
マトリックス前とマトリックス後では、SF映画(という表現も古いが)の概念が変わった。
それほどの革新的な映画、それがマトリックスです。
しかし2作目のマトリックリローデッド、3作目のマトリックスレボリューションズは、
アクションシーンこそ見応えがあったもののわかりにくい状況設定とかどうでもいいような細かい部分にこだわったりして、肝心のストーリーに入り込めずに、
なんかモヤモヤとして終わる残念な続編になっていましたが、
続編で傑作なのは、ゴッドファーザーPART2とエイリアン2とターミネーター2くらいしかないので、それだけ難しいのでしょう。
とは言え、高速道路のカーチェイスとトレーラー正面衝突のアコーディオンのシーンやレボリューションズのザイオン内での戦いで出てきたAPUというパワードスーツを操るミフネ船長(隊長)の存在感は、大きかったですね。
ミフネ船長の外伝を作ってほしいくらいです。
あと個人的に好きなシーンは、ホバークラフトにまつわりつくセンチネルを、
機関砲で撃ちまくるシーンですね。
銃座に座って、モニター画面に映るセンチネルをビデオゲームのようにロックオンしながらバタバタと撃ち落としていく様子と弾丸が機関砲にどんどん吸い込まれていくのがまるで大戦中の爆撃機の機銃のようなリアルさでよかった。
ところで、マトリックスの新作が製作される事が決まったようですね。
キアヌ・リーブスとキャリー・アン・モスも当時の役柄で出演するとか。
監督は、ウォシャウスキー兄弟かと思いきやなんといつの間にか兄弟とも女性に性転換?して姉妹となっているのがオドロキです。
その兄(姉)のラリーあらためラナ・ウォシャウスキーが、監督を務める新作は、どうやらリブートのようですが、リブート作品で良かったのは記憶にないので、まぁあまり期待せずに公開(2022年頃か?)を待つ事にします。
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