【村西とおる狂熱の日々鑑賞】村西とおる監督がナイスすぎた!

トラウマ映画

ナイスですね!の村西とおる監督降臨!

先日、村西とおる監督のドキュメンタリー映画”村西とおる狂熱の日々完全版”が、
福岡市の中洲大洋映画劇場で上映が始まったので、観に行ってきました。

全裸監督が話題になっているので、このドキュメンタリーも興味はあったんですが、
最初は、わざわざ福岡の映画館に行ってまで観る気はありませんでした。

しかしあの村西とおる監督が、舞台あいさつに来る事が分かって、
急激に監督に会いたい気持ちが湧きおこり、映画館まで足を運ぶ事にしました。

上映される中洲大洋映画劇場は、このようなレトロな外観の昭和感に満ちた、
全国にも数少ない昔ながらの映画館の一つです。

ロビーは、おしゃれな雰囲気が漂っています。

劇場スタッフのあいさつの後、お客さんで満員となった場内に、
お待ちかねの村西とおる監督が、登場しました。

実は、村西監督に会うのはこれが初めてでは無くて、
かつてバイク便をしていた頃、ダイヤモンド映像へ荷物を受け取りに行った時に、
会っています。

1991年の事なので、もう28年前です。

たまたま村西監督から荷物を手渡されました。

AVの帝王として有名だったので偉そうな態度を取るのかと思いきや、
非常に腰が低くて丁寧な対応をしてもらって、好印象を得たのを覚えています。

その1年後にダイアモンド映像が潰れて、借金を背負う羽目になったと言う事ですね。

そんな事を思い出していると、トークが始まりますがまぁ話が上手くて面白い事。

まるで、綾小路きみまろかと思うほど巧みな話術で、
下ネタ全開のトークを展開します。

軽くお客さんをいじったりしますが、
イヤミはなく、イジられた人も楽しんでいます。

村西監督の話を聞いていると、もはや下ネタが何か高尚なモノに聞こえて来て、
感動すら覚えます。

20分ほどのトークが終了すると、もう十分堪能できて、
映画の方は、観なくてもいいような気分にさえなったほどでした。

そして始まったドキュメンタリー映画ですが、
内容は1996年に業界初のDVD作品を大人数の女優(モデル)を引き連れて、
北海道で撮影をしながら移動するという大規模なロケの様子の裏側を描いたものです。

通常のAVでは無くて、Vシネマなのでそんなに直接的なエロシーンが出るわけではないです。

当時の村西監督は、その4年ほど前に”空からスケベが降ってくる”
のキャッチフレーズで売り出した、衛星放送事業の失敗で50億もの借金を背負い、
その返済のために起死回生の一打を放とうと奮闘している時期で、
何が何でもこの作品を成功させてやると言う、執念のような物が観る者を圧倒します。

勝手な行動を取る主演女優、ふれくされる女優、わがままを言う女優、
助監督との確執、急に配役を変更されイジけて帰ると言いだす俳優、
アクションシーンでの事故など撮影現場では、
ありとあらゆる問題やトラブルが発生してしまいます。

これらの女優を時になだめ、時に叱り、トラブル解決のため奔走して、
なんとか撮影を完了させる監督のエネルギーたるや凄まじい物があります。

撮影シーンの合間には、現在(2017年時点)の監督とのインタビューが挟まれて、
裸一貫で道を切り開いてきた道筋が語られますが、
驚くほど波乱万丈で破天荒な行動をしながらも、
思いやりや慈愛の精神が根底にあるのがわかり、人間力の高さが窺えます。

人に支持されるカリスマ性があるのも納得です。

映画のラストシーンには、完成したDVDの一場面が流れますが、
なんとなく胸にこみあがる物を感じてしまったほどです。

村西監督のトークと言いこのドキュメンタリー映画と言い満足できて、
わざわざ足を運んだ甲斐がありました。

「どんな苦しみだって耐えられる、過ぎ去ってしまえばすべて思い出になるから」

これは村西監督の語録です。

50億を返済した村西監督の言葉だけに、心に刺さります。


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